皆さんは好きなことを思いきりできていますか?
それとも毎日の忙しさに追われ、好きなことは後回しになっていますか?
好きなことだけやっていたら、一体どうなると思いますか?
とんでもないダメ人間になってしまうと思いますか?
‥ワタシは今、好きなことだけやって毎日を生きています。
面倒と感じることや、やりたくないことはやらないという選択をするのです。
ですから、本を読んでいても少し飽きてきたら止める。
ピアノを弾いていても疲れてきて雑念がアタマをよぎるようになれば弾くのをやめる。など。
もちろん、ワタシも今までずっとそうして来たわけではありません。
‥例えば子育て中や家族の用事などで忙しい時のお母さんたちは、好きな本を読むことを最優先にするとか、ご飯は作りたくないから毎日ずっと作らない、などはなかなかできませんよね。
子どもたちにもやりたくないことは沢山あるし、また、やりたいことも沢山ある!
でも、やりたいこと、やりたくないことをどちらもほどほどにするということを実行できるのです。
優先順位をどうするかということですね。
もし、この命が今日で終わったら‥そう考えるとどうでしょう。
嫌なことをやろうとするでしょうか?
自分はいつまでも生きると思っていませんか?
ワタシが好きなことだけやって、
やりたくないことは一つもないという生活を送るようになったのはここ1、2年のこと。
ワタシ自身、どうすればそうなれたのかということはハッキリとはわかりませんし、
やりたくないことは全くやらなくていい!と、皆さんに対して言い切ることはできません。
実はワタシは以前、やりたくないことから片付けていくということをしていました。
それが理性的であり、ちゃんとした生き方!と思っていました。
そんなこともあり、やりたいことなんていつまで経っても先延ばしで、たまの休みがあっても体も心も疲れ切っていて、好きなことをやってみても楽しみきれない。
好きなことをやってみても、その最中に明日の仕事のことが頭をよぎる。
そして心配からの不眠。
そんな毎日。
コーヒーをがぶ飲みして眠気を覚まし、
ろくにご飯も食べずに
いつも時間に追われ車をブンブンぶっ飛ばし‥
その頃の日常はというと、教室レッスン意外にも出張レッスンが週3日、
あの頃は生徒さん120人以上のレッスンを1人でやっていました。
それだけでは飽き足らず、不動産賃貸管理業‥大家さんもやり、それから色んなイベント、例えば朗読会のピアノ演奏や声楽家さんのコンサート伴奏、そして4人の子どもの母(子どもたちには申し訳ない母でした。当時の夫にも)
なぜそんなに色んなキャパ越えをぶっ込んでしまったのか‥。
‥自分はこんなもんじゃない、まだまだやれるだろう!こんなことだってやれるんだ!‥
誰に認めてもらいたいのか?
周りの人々に、親に、家族に、‥自分に。
振り返るとあの頃は常軌を逸していました。
後にそれらは強制終了のようなことが起こり全て終わりを迎える。
それが一昨年の出来事です。
ワタシはそこでやっと気づきました。
ワタシはすでに必要なものを不足なく持っていることに。
あれだけやってもやっても足りなくて、手に入れても手に入れても、まだ足りなくて底なし沼。
ハッと気づく‥
このまま在るだけで幸せなのだと。
自分はこれで良いと。
それまで感じたことのない満たされた気持ち。
ありのままの自分を認めたのでした。
アハハ、ここまで50年かかりました。
自分を第一に、何が好きで、何がしたくて、どこに行きたい?と、自問することを続けることでようやく好きなモノ、コトがわかるようになりました。
そして今、自分の好きなモノだけに囲まれ、好きなように生きている。
過去のことは悔やむことなど一つもない。
未来の心配など一つもない。
今、ココに生きています。
悩みは過去を悔やみ、未来を心配することから生まれる。
今、息ができて、痛いところが無くて(少しは肩が、足が、頭が、歯が、イタタタ〜かもしれないが)
何か問題があるだろうか?
問題は問題だと思うから問題になると思っている。
問題にしなければ問題ではない。
ワタシは強制終了のおかげで意図せず、一度ほぼ全てのものを失うことができた。
そしてそのことにより、全て必要なものはすでに持っていることに気づいた。
これがもし、自分自身で色んなものを手放して行くというのならば、それは相当難しいことだろうと思う。
例えば明日突然、家、車、お金、社会的アイデンティティなどを手放せるだろうか?
とても難しいことかもしれない。
だからあの日突然(彼としては随分考えた上でのことだったのかもしれないが私にはそのように感じた)、4を選んだ亡き夫。彼には気づきをもらい感謝している。
人は在るが儘で素晴らしい。
それがどんな生き様でも。
そう思う。
だから生きている今を思いっきり楽しもう。
全ての経験は学びで、そこに失敗などないんだと思っている。
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